標準温度計CTP5000は基準校正から現場での温度測定まであらゆる用途に使用できるフルレンジ白金抵抗測温体を備えています。既製品の範囲がご要望に合わない場合、温度計はほとんどの場合カスタマイズすることが出来ます。白金抵抗測温体で校正する際、WIKAではさらに標準抵抗体の範囲をカスタマイズすることもできます。
高精度温度計と校正プローブの使用により、校正データを機器メモリへ保管することが出来ます。またASL SMARTプローブを簡便化のために使用する場合は、校正データは抵抗測温体コネクタ内部にある電子メモリチップに保管されます。よって、校正データがSMARTプローブコネクタ内に保管されるため、SMARTプローブのチャンネルまたは機器間での移動は簡単です。使用中の校正データの機器チャンネルに校正データの入力は必要ありません。
校正では、テストアイテムと基準標準温度計は温度調節ユニット内で同じ温度にされます。
安定した温度に達すると直ちに、テストアイテムが読み取られるか、またはその出力信号が測定され(抵抗、熱電圧、標準信号)、基準温度計と比較されます。
この比較方法を用いることにより、温度調節ユニットの表示器を考慮するだけでなく、測定の不確実性は大きく低減されます。