フローテックピトー管は差圧原理によって流量計測します。
体積流量は静圧と動圧との差圧からパイプ内径を考慮し、ベルヌーイの法則により計算されます。
4箇所の動圧ポートを使用して、流速の評価を最適化します。これにより高精度の計測を可能としています。
上流側は流れの分岐が発生するデザインとなっています。流れはピトー管に沿って流れます。
この特長により、高流量条件であっても、下流側の計測ポイントにおいて安定した流量係数を導くことができます。
内径、流体の性質、レイノルズ数により、ピトー管の周囲に渦が発生します。パイプの反対側にあるサポートを設置して、ピトー管の固有振動と渦励振の共振対策をします。
必要なテストは設計段階で行われます。
ピトー管の差圧は通常差圧トランスミッタに供給され電気信号に変換されます。
電気信号は流量に比例します。差圧計及び差圧スイッチも現場指示や、スイッチ用途で使用されます。
ピトー管は単相流体がパイプを満たしている際の流量測定に適しています。
ピトー管の主な特徴
- 低コスト
- 長期安定性
- 永久圧損の最小化
- 固定型、着脱可能型